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経営報告
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CARUS MEDICAL GROUP
深川内科クリニック
2026年8月度 経営会議資料(医療法人社団深川内科クリニック)
1. 8月のまとめ
● よかったこと
8月は盆休みで診療日数が17.5日(前の月21.5日)と少ない月でした。それでも1日あたりでは患者数が前年より +13.3%、診療売上が +20.5% と、診療の勢いはむしろ増しています。
8月はお薬の仕入れを約538万円(前の月 約663万円)まで抑え、お薬の売上を下回る水準にできました。お薬の利ざや(薬価差益)も約85.8万円(前の月 約55.2万円)へ回復しています。
8月11日付で看護師1名が入職しました。あたたかい受け入れをありがとうございます。引き続き定着のサポートをお願いします。
● みんなで見ておくこと
新しい患者さん(初診)が32名(前の月48名)に減りました。盆休みの影響もありますが、9月に回復するかをみんなで見ていきます。受診のおすすめ・ご紹介の声かけを続けてください。
総売上 約1,566.7万円は前年より -21.4%。主因はお薬の売上減で、処方見直しによる意図的なものです。診療売上は前年より +14.0% と伸びており、皆さんの診療が悪いわけではありません。
● 財務の状況
試算表(毎月の損益のまとめ)は6月分まで確定。6月は本業の損益が約3万円のプラスと、賞与を払った月でも黒字でした。7月分の確定はこれからです。毎月の支払いに問題はなく、本部からの借入(約350万円)も7月末に返済済みです。
2. 売上と利益
「診療売上」は外来診療そのものの売上、「処方薬剤売上」はお薬の売上です。8月は診療日数が少なかったため、月の合計は小さく見えます。1日あたりで見るのがポイントです。
項目8月前年との比較ひとこと
総売上約1,566.7万円前年 -21.4%お薬減が主因
診療売上約959.9万円前年 +14.0%前年超えを維持
患者数1,116名前年 +7.2%1日あたり +13.3%
初診32名前年 -34.7%9月の回復を確認
※1人あたりの単価が下がっているのは、生活習慣病管理料Ⅰ(包括の点数)への切替とお薬の処方見直しによる仕組み上のものです。診療そのものは患者数・売上とも前年を上回っています。
出所: 深川内科クリニック 経営ダッシュボード(KPI/カルテ)2026年8月度
3. 患者さんの動き
来院患者数は1,116名。日数が少ない月でも前年より +7.2%(1日あたり +13.3%)と、定期的に通っていただける患者さんが増えています。
再診は1,084名(前年 +9.3%)と堅調。かかりつけとして選ばれ続けている証拠です。
初診は32名と少なめでした。9月は受診のおすすめ・ご紹介の入口づくりを意識してみてください。
出所: 深川内科クリニック KPIシート 2026年8月度
4. 経営改革の進捗(みんなの取り組み)
生活習慣病管理料Ⅰは902件と高い水準をキープ(前の月961件。日数が少ない分の減少です)。
お薬の仕入れ調整が目標どおりに進み、利ざやが回復しました。在庫の消化は9月も続けます。
後発医薬品率は96.6%で安定運用が続いています。
出所: 深川内科クリニック 算定KPI/カルテ 2026年8月度
5. お金の話(財務)
試算表は6月分まで確定。6月は賞与月ながら本業の損益が約+3万円の黒字でした。皆さんの取り組み(検査の見直し・お薬の調整)が費用面で効いてきたとみられます。7月分が届き次第、続きを確認します。
本部からの借入 約350万円は7月末に返済済み。自分たちの資金で運営できています。毎月の支払いに問題はありません。
出所: 深川内科クリニック 試算表 2026年6月度確定(7月分は確定待ち)
6. 9月の重点テーマ
1新しい患者さんの入口づくり
受診のおすすめ・ご紹介の声かけを続け、初診の回復(目安: 40名台)を目指します。
2お薬の在庫消化の継続
9月も仕入れを抑えてお薬の在庫の消化を進めます。在庫の正確な金額は、棚卸しのときに確認します。
3新しい加算の準備
院長の研修受講が無事完了しました。証明書が届き次第、地域包括診療加算などの届出準備に進みます。
4新しい仲間の定着サポート
8月に入職した看護師さんが安心して働けるよう、引き続きフォローをお願いします。
一人ひとりの取り組みが、医院全体の成長につながります。気づき・意見をぜひ聞かせてください。
2026年8月度 経営会議 配布資料 | Carus Medical Group
2026年8月度 配布資料プレビュー

前月レビュー

7月度に定めたアクションのうち、現場の施策は計画どおり進んだ。一方、判定材料となる7月度試算表が届かず、包括化の財務効果の確定は2ヶ月連続で繰り延べになった。

診療方針は計画どおり実行できた。管理料Ⅰは902件と高水準を維持し、検査の抑制も続いた。盆休みで診療日数が減ったため、前月比の見かけの悪化は予告どおり織り込んで判断する。

在庫管理は、仕入の抑制を進めた。仕入は¥538.2万(前月¥663.4万)と処方売上を下回る水準に抑え、薬価差益は¥85.8万、差益率14.5%へ回復した。ただし単月の上振れを含む可能性があるため、目標帯9〜10%に定着したかは複数月の平均で判定する。在庫消化の進み具合は、棚卸のタイミングで確定評価する。

集患は目標に届かなかった。初診は32名(前月48名)へ反落した。診療日数減の影響を含むため、施策の失敗とは断定せず、9月の数字で判定し直す。

体制づくりは前進した。看護師1名が8月11日付で予定どおり入職した。主治医意見書研修も受講を終え、加算の届出は完了証明書の受領待ちまで進んだ。医師採用は1名が最終選考に、もう1名が現地見学の調整に進んでいる。

売上・診療状況

8月の前月比の減収は、診療日数が減ったことによる見かけの動きである。総売上は¥1,566.7万(前月比-10.0%)だった。診療日数が前月より2割近く少なく、1日あたりの前年比では診療売上+20.5%、患者数+13.3%と増勢を保っている。

前年同月比-21.4%の主因は、処方薬剤売上の縮小(前年比-48.2%)にある。収益の軸を薬剤から診療へ移してきた施策の効果が続いているためである。診療売上は¥959.9万と前年比+14.0%を確保し、前年を上回る水準に乗った。

平均診療単価は¥13,897(前月比-0.2%)と下げ止まった。今後の単価の上積みは、加算の取得が担う。

懸念は初診の反落である。32名(前月48名)にとどまり、初診率も2.9%(前月3.9%)へ低下した。盆休みの影響と新患の入口の細りが混在しているため、9月に回復するかどうかが判定点になる。

再診は1,084名(前年比+9.3%)と伸びており、かかりつけの基盤は堅調である。

収支・キャッシュフロー

損益の確定値は、6月度の営業損益+¥3.2万が最新である。7月度試算表が未着のため、黒字定着の判定と包括化の財務効果の確定は、着荷後に2ヶ月分をまとめて行う。

薬局部門は改善した。薬価差益は¥85.8万(前月¥55.2万)へ回復し、差益率は14.5%になった。仕入を処方売上以下に抑えた効果である。単月の上振れを含む可能性があるため、目標帯9〜10%への定着は複数月の平均で判定する。

在庫の水準は、棚卸のタイミングで確定評価する。9月も仕入の抑制を続け、在庫を圧縮する方向を維持する。

資金繰りは、本部借入¥350万を7月末に自力で返済するところまで進んだ。返済後の手元資金の水準は、次の試算表と残高データで確認する。看護師1名の入職により、人件費は小幅に増える。

改善に向けたアクションプラン

  • 【効果検証・資金繰り】7月度試算表(可能なら8月度も)の着荷後、包括化の財務効果をまとめて確定する。黒字化タイムラインと、借入返済後の手元資金の水準もあわせて確認する。
  • 【集患】9月の初診数で、8月の反落(32名)が一時要因か下降トレンドかを判定する(回復の目安は40名台後半)。受診勧奨と紹介による入口づくりは継続する。
  • 【在庫管理】9月も仕入を処方売上以下に抑え、在庫の消化を進める(達成の判定は棚卸時点で行う)。差益率は単月ではなく複数月の平均で、目標帯9〜10%への定着を確認する。
  • 【加算取得】研修の完了証明書を受領し次第、地域包括診療加算と機能強化加算の届出に着手する。算定開始の目標月は9月中に確定する。
  • 【診療方針】管理料Ⅰ(902件)と検査抑制を維持し、包括と出来高の境界の月次判定を続ける。
  • 【体制・採用】入職した看護師の定着支援を優先する。医師採用は、最終選考中の1名の結果確定と9月7日の現地見学を確実に進める。

今後の注力ポイント

経営改革は、構造転換の定着と効果検証の空白が並んで存在する局面にある。1日あたりの診療売上と患者数は前年を上回り、診療部門の実勢は増勢を保っている。一方で試算表は6月度の確定(営業黒字+¥3.2万)で止まり、判定材料が2ヶ月分空いている。

重点課題の一つ目は、新患の入口である。初診32名、初診率2.9%への反落が一時要因かどうかを、9月に見極める。包括化で単価が下がった現在の路線は患者数の増加で成り立っているため、初診が回復しなければ集患施策の見直しに入る。

二つ目は、財務検証の再開である。7月度試算表の着荷を待って、包括化の費用効果、黒字定着、返済後の資金水準をまとめて確認する。これらが確定すれば、黒字化タイムラインを引き直せる。

注視点は、薬局部門の定着と単価の反転材料である。差益率14.5%は上振れの可能性を残すため複数月で判定し、在庫の消化を進める。単価の上積みは加算の届出が担い、研修の修了で着手の条件は整った。処方の見直しで長期処方率は26.2%まで下がり、来院間隔が短くなっている。通院頻度の増加が受診中断につながらないか、再診の動きとあわせて見ていく。

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