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経営報告
CARUS
CARUS MEDICAL GROUP
深川内科クリニック
2026年6月度 経営会議資料(医療法人社団深川内科クリニック)
1. 6月のまとめ
● よかったこと
本業の診療が前年超えを継続。診療売上 約996.5万円(前年 +9.3%)、患者1,126名(前年 +10.6%)。
経営改革が6月も定着。生活習慣病管理料Ⅰへの切替(886件)と検査の抑制(3月から約8割減)を維持できました。
処方の見直しで来院頻度が上がり、採算の高い診療の売上が伸びました。お薬中心から診療中心へ、収益の質が改善しています。
● みんなで見ておくこと
初診が41名(前の月70名・前年57名)と減少。ただし患者数全体は前年 +10.6%と増えており、通っていただいている患者さんの定着は良好です。7月から新しい患者さんの入口づくりに取り組みます。
総売上 約1,692.1万円は前年より -13.7%。主因は「お薬の売上」が減ったことで、これは処方の見直しによる意図的なものです。採算の高い診療は伸びています。
● 財務の状況
試算表(確定の損益)は5月まで確定。4月は初の単月黒字(+約97万円)、5月は連休で診療日数が少なく約25万円のマイナスでした。連休はその月だけの要因です。改革の効果の本当の判定は、通常営業に戻った6月の試算表で行います。毎月の支払いは本部支援で問題ありません。
2. 売上と利益
「診療売上」は外来診療そのものの売上、「処方薬剤売上」はお薬の売上です。処方を見直した分お薬は減りますが、採算の高い診療が伸びています。
項目6月前年との比較ひとこと
総売上約1,692.1万円前年 -13.7%お薬減が主因
診療売上約996.5万円前年 +9.3%本業は前年超え
処方薬剤売上約683.6万円前年 -33.2%処方見直しで減
患者数1,126名前年 +10.6%来院頻度アップ
※試算表(確定の損益表)は5月まで確定。4月は初の単月黒字、5月は連休で診療日数が少ない月のため小幅のマイナスでした。黒字の定着は6月の試算表で見極めます。
出所: 深川内科クリニック 経営ダッシュボード(KPI/カルテ)2026年6月度
3. 患者さんの動き
患者1,126名(前年の同じ月より +10.6%)。1日平均51名(診療日数が22日に戻ったため、5月の62名から平準化)。
初診は41名(前の月70名)。新しい患者さんの受け入れは来月に向けた課題ですが、通っていただいている患者さんの定着は良好です。
出所: 深川内科クリニック KPIシート 2026年6月度
4. 経営改革の進捗(みんなの取り組み)
生活習慣病管理料Ⅰへの切替が定着(6月886件)。検査件数は3月から約8割減を維持(採血・心電図・レントゲン)。
処方日数の見直しで長期処方を絞り(長期処方率は年初の約73%→41%に低下)、来院頻度が上がりました。お薬中心から診療中心へ、収益の質が改善しています。
検査が減った分、看護師の手が空き薬局業務へ再配置。患者さんの待ち時間短縮にもつながっています。
出所: 深川内科クリニック 算定KPI/カルテ 2026年6月度
5. お金の話(財務)
試算表は5月まで確定。4月は初の単月黒字(+約97万円)。5月は連休で診療日数が18.5日と少なく約25万円のマイナスでしたが、その月だけの要因です。皆さんの取り組みの効果は、通常営業に戻った6月の試算表で確認します。
Carus本部からの借入 約350万円で、当面の資金(流動性)は確保しています。毎月の支払いに問題はありません。
出所: 深川内科クリニック 試算表 2026年5月度確定(6月分は未着)
6. 7月の重点テーマ
1経営改革の効果を数字で確認
6月の試算表で、検査見直し・人件費の削減が利益にどう効いたか確認。
目標:改革の財務効果を見える化。
2管理料Ⅰと検査抑制の維持
6月の水準(管理料Ⅰ886件・検査約8割減)をキープ。
目標:包括(Ⅰ)と出来高の線引きを月ごとに再確認。
3新しい患者さんの入口づくり
かかりつけ患者さんの受診勧奨・紹介を強化。
目標:初診数の回復。
一人ひとりの取り組みが、医院全体の成長につながります。気づき・意見をぜひ聞かせてください。
2026年6月度 経営会議 配布資料 | Carus Medical Group
2026年6月度 配布資料プレビュー

前月レビュー

5月度アクションの進捗は「施策は定着、財務の検証は半歩前進」。5月度試算表が確定し、効果検証の土台が整った。

診療方針と集患・継続は達成。管理料Ⅰへの切替は886件で定着し、検査件数も3月比 約8割減を維持した。患者数は前年同月比 +10.6%、診療売上は同 +9.3%で、前年超えを保った。

在庫管理は未達。薬価差益は¥68.9万へ回復した(5月¥31.4万)が、目標の¥100万水準には届かなかった。薬剤在庫も6月末¥128.8万と消化が進んでおらず、7月の継続課題とする。

効果検証と資金繰りは進行中。5月度試算表は確定したが、5月は連休月のため施策の財務効果はまだ切り分けられない。包括化のコスト削減効果の定量化と黒字化タイムラインは、6月度試算表で確定する。

人員配置と待ち時間の検証は持ち越し。看護師の薬局業務への再配置は運用が続いており、数字での確認は6月度試算表(人件費)と待ち時間の記録整備を待って行う。

売上・診療状況

6月度の診療は前年超えを継続した。診療売上¥996.5万は前年同月比 +9.3%、患者数1,126名は同 +10.6%。本業は前年を上回っている。

総売上¥1,692.1万の前年同月比 -13.7%は、処方薬剤売上の減少(同 -33.2%)が主因。6月は診療日数が22日と、連休のあった5月(18.5日)から平常に戻った。

薬剤売上の減少は処方日数短縮化による意図的な構造転換である。長期処方率は年初の72.6%から40.7%へ低下した。低採算の薬剤売上が縮む一方、来院頻度が上がり診療売上・患者数が伸びた。収益の質は薬剤から診療へシフトしている。

施策面では管理料Ⅰが886件で定着し、検査件数は3月比 約8割減を維持した。管理料Ⅰの包括点数が出来高検査の減少を補い、診療の収益性を保っている。

注視点は初診の減少。6月の初診は41名(前月70名・前年57名)、初診率3.6%と前年・前月を下回り、減少傾向が続く。集患の先行指標として7月を注視する。

収支・キャッシュフロー

試算表は5月度まで確定した。5月は営業損益 ▲¥24.9万で、4月の +¥97.3万から赤字に転じた。

5月は大型連休で診療日数が18.5日と少なく、売上高は¥1,656.5万と4月から¥172.2万縮小した。売上減が赤字の最大の要因で、単月の赤字で施策の効果を否定する段階ではない。

経常損益は +¥36.6万と黒字だが、補助金を主とする営業外収益 +¥87.2万の寄与が大きい。実力の評価は営業損益ベースで行う。

施策の効き方は変わらない。管理料の包括化で診療報酬はほぼ中立(+¥32万/月)だが、検査が約8割減り試薬・外注コストが下がる。診療日数が平常に戻り施策が通月で効いた6月度試算表が、黒字定着の判定点になる。

資金繰りはCarus本部借入¥350万で流動性を確保している。6月度試算表で黒字定着を確認できれば、本部借入脱却のタイムラインを具体化する。

改善に向けたアクションプラン

  • 【効果検証】6月度試算表で、包括化の財務効果(試薬費・外注検査費・人件費の削減)を営業損益への寄与として確定する。5月は連休月のため、6月が判定月になる。
  • 【診療方針】管理料Ⅰ(886件)と検査抑制(3月比 約8割減)を維持し、包括vs出来高の境界を月次で再判定する。
  • 【在庫管理】薬剤在庫¥128.8万の消化を進め、薬価差益を¥100万水準へ戻す(6月は¥68.9万で未達のため継続)。
  • 【集患】初診の減少(41名)に対応する。かかりつけ患者の受診勧奨・紹介で新患の入口を確保する。
  • 【資金繰り】6月度試算表の確定後、黒字化タイムラインとCarus本部借入脱却の道筋を具体化する。

今後の注力ポイント

経営改革は「効果を数字で確定するフェーズ」に入った。

施策の定着は操作面で裏付けられた。管理料Ⅰ886件・検査3月比 約8割減が続き、診療売上・患者数はともに前年超え。本業は拡大を続けている。

損益は5月度まで確定した。4月 +¥97.3万の黒字、5月 ▲¥24.9万の赤字と振れたが、いずれも連休や在庫のタイミングなど一時的な要因を含む。実力値の判定は、施策が通月で効いた6月度試算表で行う。

注視点は初診の弱含み。6月の初診41名・初診率3.6%は前年・前月を下回り、減少傾向が続く。新患の入口確保が次の課題になる。

7月は「6月度試算表の確定 → 黒字定着の判定 → 本部借入脱却の道筋」の順で意思決定を進める。

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