経営サマリー
Executive Summary2026年8月度
7月度に定めたアクションのうち、現場の施策は計画どおり進んだ。一方、判定材料となる7月度試算表が届かず、包括化の財務効果の確定は2ヶ月連続で繰り延べになった。
診療方針は計画どおり実行できた。管理料Ⅰは902件と高水準を維持し、検査の抑制も続いた。盆休みで診療日数が減ったため、前月比の見かけの悪化は予告どおり織り込んで判断する。
在庫管理は、仕入の抑制を進めた。仕入は¥538.2万(前月¥663.4万)と処方売上を下回る水準に抑え、薬価差益は¥85.8万、差益率14.5%へ回復した。ただし単月の上振れを含む可能性があるため、目標帯9〜10%に定着したかは複数月の平均で判定する。在庫消化の進み具合は、棚卸のタイミングで確定評価する。
集患は目標に届かなかった。初診は32名(前月48名)へ反落した。診療日数減の影響を含むため、施策の失敗とは断定せず、9月の数字で判定し直す。
体制づくりは前進した。看護師1名が8月11日付で予定どおり入職した。主治医意見書研修も受講を終え、加算の届出は完了証明書の受領待ちまで進んだ。医師採用は1名が最終選考に、もう1名が現地見学の調整に進んでいる。
8月の前月比の減収は、診療日数が減ったことによる見かけの動きである。総売上は¥1,566.7万(前月比-10.0%)だった。診療日数が前月より2割近く少なく、1日あたりの前年比では診療売上+20.5%、患者数+13.3%と増勢を保っている。
前年同月比-21.4%の主因は、処方薬剤売上の縮小(前年比-48.2%)にある。収益の軸を薬剤から診療へ移してきた施策の効果が続いているためである。診療売上は¥959.9万と前年比+14.0%を確保し、前年を上回る水準に乗った。
平均診療単価は¥13,897(前月比-0.2%)と下げ止まった。今後の単価の上積みは、加算の取得が担う。
懸念は初診の反落である。32名(前月48名)にとどまり、初診率も2.9%(前月3.9%)へ低下した。盆休みの影響と新患の入口の細りが混在しているため、9月に回復するかどうかが判定点になる。
再診は1,084名(前年比+9.3%)と伸びており、かかりつけの基盤は堅調である。
損益の確定値は、6月度の営業損益+¥3.2万が最新である。7月度試算表が未着のため、黒字定着の判定と包括化の財務効果の確定は、着荷後に2ヶ月分をまとめて行う。
薬局部門は改善した。薬価差益は¥85.8万(前月¥55.2万)へ回復し、差益率は14.5%になった。仕入を処方売上以下に抑えた効果である。単月の上振れを含む可能性があるため、目標帯9〜10%への定着は複数月の平均で判定する。
在庫の水準は、棚卸のタイミングで確定評価する。9月も仕入の抑制を続け、在庫を圧縮する方向を維持する。
資金繰りは、本部借入¥350万を7月末に自力で返済するところまで進んだ。返済後の手元資金の水準は、次の試算表と残高データで確認する。看護師1名の入職により、人件費は小幅に増える。
- 【効果検証・資金繰り】7月度試算表(可能なら8月度も)の着荷後、包括化の財務効果をまとめて確定する。黒字化タイムラインと、借入返済後の手元資金の水準もあわせて確認する。
- 【集患】9月の初診数で、8月の反落(32名)が一時要因か下降トレンドかを判定する(回復の目安は40名台後半)。受診勧奨と紹介による入口づくりは継続する。
- 【在庫管理】9月も仕入を処方売上以下に抑え、在庫の消化を進める(達成の判定は棚卸時点で行う)。差益率は単月ではなく複数月の平均で、目標帯9〜10%への定着を確認する。
- 【加算取得】研修の完了証明書を受領し次第、地域包括診療加算と機能強化加算の届出に着手する。算定開始の目標月は9月中に確定する。
- 【診療方針】管理料Ⅰ(902件)と検査抑制を維持し、包括と出来高の境界の月次判定を続ける。
- 【体制・採用】入職した看護師の定着支援を優先する。医師採用は、最終選考中の1名の結果確定と9月7日の現地見学を確実に進める。
経営改革は、構造転換の定着と効果検証の空白が並んで存在する局面にある。1日あたりの診療売上と患者数は前年を上回り、診療部門の実勢は増勢を保っている。一方で試算表は6月度の確定(営業黒字+¥3.2万)で止まり、判定材料が2ヶ月分空いている。
重点課題の一つ目は、新患の入口である。初診32名、初診率2.9%への反落が一時要因かどうかを、9月に見極める。包括化で単価が下がった現在の路線は患者数の増加で成り立っているため、初診が回復しなければ集患施策の見直しに入る。
二つ目は、財務検証の再開である。7月度試算表の着荷を待って、包括化の費用効果、黒字定着、返済後の資金水準をまとめて確認する。これらが確定すれば、黒字化タイムラインを引き直せる。
注視点は、薬局部門の定着と単価の反転材料である。差益率14.5%は上振れの可能性を残すため複数月で判定し、在庫の消化を進める。単価の上積みは加算の届出が担い、研修の修了で着手の条件は整った。処方の見直しで長期処方率は26.2%まで下がり、来院間隔が短くなっている。通院頻度の増加が受診中断につながらないか、再診の動きとあわせて見ていく。
今期着地予想
財務分析
外来分析
| 指標 | 値 | 説明 |
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| 月 | XP撮影 | 採血 | 生活習慣病 | 特定疾患 | inf/covid | 内視鏡 | 12ECG | 超音波 |
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エリア分析
| 市区町村 | 患者数 | 割合 |
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