経営サマリー
Executive Summary2026年4月度
3月度のaction_plan「医師採用・DH/DA採用・予約枠2列化定着・急患受け皿機能・自費拡大・継続受診・融資対応・Google口コミ」について、4月度実データで進捗を評価する。
自費拡大は4月度で着実に進展:自費比率は8.1%→9.3%へ改善、矯正施工は58→65件(+7件)、インプラント施工も2→3件(+1件)と増加した。
予約枠2列化はDH稼働率56%・キャンセル率10.5%で4月度も定着、来院率も80.8%→82.0%へ改善し、運用品質は確実に向上している。
一方でDr稼働率は144%→148%とさらに上限超過が深刻化しており、医師採用は引き続き最優先課題。
3月度に期末現預金が¥870.7万円→¥401.0万円へ-¥469.7万円減少したが、これはCarus本部借入の返済・DR金田氏への未払インセンティブの精算・未納分税金の支払という、いずれも将来負債を解消する性質の支出であり、財務体質の浄化フェーズと評価できる。
4月度の総売上は¥1,546.8万円(前月比 -2.8%、前年同月比 +18.5%)と着地し、3月度の¥1,590.9万円から微減した。前月比の減速はGW期間による稼働日数縮小に伴う延べ来院数の減少(来院日数1,260→1,200日、-4.8%)に概ね起因しており、1日あたりの稼働ペース自体は3月の高水準を維持している。
患者数1,044名は前年同月比 +22.4%(2025年4月 853名)と過去最高水準圏で推移し、地域シェア拡大基調は明確。新規患者は65名(前月50名、+30%)と再加速し、地域での当院の受け皿機能(近隣医院の急患対応断り受け)が引き続き機能している。
オペレーション面ではDr稼働率148%(前月144%、+4pt、上限超過深刻化)、DH稼働率56%(前月57%、3月の急改善水準を4月も維持)、DHキャンセル率10.5%(前月10.2%)と、3月度の予約枠2列化による生産性改善が4月度も持続。来院率82.0%(前月80.8%)・キャンセル率18.0%(前月19.2%)への改善は、予約枠管理ルールの運用定着を裏付けている。
自費診療は自費比率9.3%(前月8.1%、+1.2pt)、矯正施工65件(前月58件、+7件)、インプラント施工3件(前月2件、+1件)と、複合的に拡大基調にある。
Google口コミは4.0点・41件(前月4.1点・39件)と、レビュー数は微増もスコアは僅かに低下しており、患者対応品質のモニタリングが必要。
4月度試算表は未着のためPL/BS確定値は次月レポートで報告となる。
直近確定値である3月度では営業利益¥2,838,846の黒字を計上し、1-3月累計の営業利益は約¥565.4万円と、2025年同期と比較して大幅な黒字定着フェーズに入っている。
3月度期末現預金残高は¥401.0万円と前月¥870.7万円から-¥469.7万円の大幅減となり、月商の約0.25ヶ月分まで低下した。減少の主因は3要因の同時集中:①Carus本部借入の返済、②DR金田氏への未払インセンティブの精算、③未納分税金の支払で、いずれも将来発生済みの負債・支払義務を解消する一次性の支出である。
営業損益の悪化や運転資金の毀損ではなく、バランスシートの浄化(debt clean-up)フェーズと位置付けられ、解消後の月次キャッシュ生成力(営業利益¥2.84M/月)はクリーンに残高に反映される構造に移行する。
5月度以降は黒字PLが直接現預金の積み上げに反映される環境となるため、月商1ヶ月分(約¥1,500万円)の現預金回復を中期財務目標とする。融資対応の進捗とCarus本部借入の残額把握を5月度試算表着でしっかり可視化する。
- 【人員採用】医師採用は緊急度がさらに上昇。Dr稼働率148%は3月度144%からさらに悪化しており、診療品質維持の限界が近い。求人媒体・採用エージェントへの投資強化、紹介ルート開拓を含めた採用パイプラインを再構築し、6-7月での人員確保を目標とする。
- 【人員採用】予定中のDH1名・DA1名の採用を確実に実行。DH稼働率の56%安定運用を支える人員拡充として、5-6月で着任を目指す。
- 【財務】バランスシート浄化(借入返済・インセンティブ清算・税金完納)の完了により、5月度以降は黒字PLが現預金の積み上げに直結する構造へ移行。月次キャッシュフロー計画を再設計し、月商1ヶ月分(約¥1,500万円)の現預金水準を中期目標として運用に落とし込む。
- 【生産性】予約枠2列化と急患受け皿機能の運用は4月度で定着確認済。次フェーズとしてDH稼働率60%超への定着を目標とし、補填フローの標準化と空き枠の即時予約誘導の運用を整備する。
- 【自費拡大】院内での自費メニュー解説動画の上映(待合室サイネージ・診療室モニター等での待機時間活用)、およびInstagram・TikTokへの動画コンテンツ展開を実施。来院患者への院内タッチポイントとSNSによる地域認知の二段構えで、矯正・ホワイトニング・インプラントの施工機会を組織的に増やし、自費比率9.3%→10%台への定着を狙う。
- 【継続受診】LINE登録の斡旋を強化し、登録患者へのリコール案内を能動的に展開。検診数430件(前月446件)の微減を反転させ、患者基盤1,044名の継続受診率向上に繋げる。受付・チェアサイドでのLINE登録誘導フロー標準化と、登録特典の設計が初動の論点。
- 【ブランド】Google口コミ4.0点・41件の維持。スコアが3月度4.1→4.0と僅かに低下しており、患者対応品質のモニタリングと、口コミ依頼運用の見直し(タイミング・声がけ文言)を実施。
たかやま歯科医院は前年同月比+18.5%の売上成長と+22.4%の患者数拡大を実現し、地域における強固なポジションを確立しつつあるフェーズにある。
3月度に予約枠1列→2列化で達成したDH稼働率57%水準が4月度56%で定着していることは、運用改善力の高さを裏付ける一方、Dr稼働率148%という上限超過の深刻化は医師採用の遅延リスクを最大の経営課題として顕在化させた。
中長期戦略として、採用医師に保険診療を引き継ぎ、院長(高山先生)の枠を高単価自費治療に集中配分する方針は不変であり、6-7月での医師着任が次フェーズの売上・利益伸長の絶対条件となる。
財務面では1-3月累計営業利益¥565万円の黒字定着に加え、3月度に発生したCarus借入返済・DR金田氏インセンティブ精算・未納税金支払という3つの一次性支出によりバランスシートが浄化されたことで、5月度以降は黒字PLが現預金積み上げにクリーンに反映される構造に移行する。月商1ヶ月分の流動性確保を中期財務目標として、新たな現預金回復フェーズに入る。
オペレーション面では予約枠管理・自費カウンセリング(院内動画・SNS展開)・LINE活用によるリコール強化を継続し、患者基盤1,044名の受診率向上と自費比率10%台定着を5-6月度の重点課題とする。
「需要過多」「黒字定着」「BS浄化完了」の3条件が揃ったタイミングで、医師採用による診療キャパシティ拡張を実現できれば、次フェーズの加速度的な収益拡大が見込める段階に到達した。
今期着地予想
財務分析
予約分析
| 月 | 予約件数 | 来院件数 | 未来院 | 来院率 | キャンセル率 |
|---|
患者分析
スタッフ分析
設定
各月の営業日数を設定してください。日次売上の目標計算に使用されます。設定はブラウザに保存されます。